海無し県の埼玉に美しいビーチを作るため、はるばる和歌山県の南紀白浜まで船で出かけた麻実麗。ところが、たどり着いた和歌山は、日本大阪植民地計画を掲げる大阪府知事嘉祥寺の支配下になっていた。虐げられた滋賀をはじめとする弱小県のため、立ち上がる麻実だったが…というお話。
豪華キャストで、さぞかし笑いの連続だろうと期待していたが、全体にやや勢いに欠ける感じである。特に麻実を演じるGACKTが病み上がりのためだろうか、やつれた感じに見える。また、舞台が関西だから仕方がないが、留守番していた二階堂ふみはオマケみたいな扱いである。結局、面白かったのは有名人自慢の場面ぐらいで、エンドロールのミルクボーイの漫才も唐突で微妙である。
