愛を肯定する映画。
古本屋の店主多田浩司（瀬戸康史）は女子高生の岬（河合優実）に求婚されていた。ただ、多田は昔のバイト仲間の一花（さとうほなみ）が忘れられない。ある日、結婚すると聞かされていた一花から連絡が来る。そしてとんでもないお願いをされるのであった…。
なんか濡れ場が多かったです。この性行為の数々に愛なんてないですよね。新郎とウェディングプランナーの浮気、一花による浮気の仕返し。よっぽど岬ちゃんの方が愛がある。大人になると愛を忘れちゃうんですかね。
新郎がついた嘘により、多田と一花が関係を持つことになるんだけど、ここからがめちゃくちゃ面白い。まさかの新郎はセックスが下手だということが判明。浮気相手に下手だって言われたシーンなんかはもう爆笑。でもそんな事言われたらへこむな。
最初は岬ちゃんにきちんと向き合わなかった多田だけど、徐々に向き合うようなる。その変化はたぶん一花との行為があったから。好きな人に自分の愛情を利用されるって辛いことだと思う。だから岬ちゃんの愛には向き合わなきゃと思ったんじゃないかな。
『福田村事件』で柄本明を昇天させた向里裕香やさとうほなみが体当たりの演技を見せていた。ただ岬役の河合優実が一番印象に残ったかな。今放送中のドラマ『不適切にもほどがある』もそうだけど、演技が上手い。あと作品ごとに印象が変わる。今後要チェックの女優さんです。
