私はお笑いを見ないのでお笑いの事は全くわからない。たまたま見てる番組やたまたま見てるドラマや映画にお笑いの人が出てると、あーこの人俳優じゃなくて芸人さんなんだ。芸人さんだけど俳優さんなんだ。凄いなー上手いなーって思ったりする。
例えば「きのう何食べた」をずっとみてるし「それって!?実際どうなの課」も毎回楽しく見てるのにあのチャンカワイが、上町修役だとずっと気づかなかった(最後のテロップでびっくりした)それぐらいお笑いの人がわからない。
だからお笑いのネタってさ
自分でもケタケタ笑いながら書いてると思ってた。おもしれーおれ天才じゃねって思って最高って言いながら書いてると思ったら血だらけじゃん。
好きがあるって素晴らしいけど好きで皆食える様にはならないし、
好きがないのもしんどい。
好きが分散してるのが理想だけど、それは違うって思ってしまう時もある。あゝしんど
これって観てる人がわかんない方がホント幸せなんだけど、この映画の人キモいとかわかんないとかおかしいって思う人の方が正常で世の中真っ当に歩いて来てこれからもいける人だと思った。
そしてどんなに才能があっても、障害だと障害者だと認定されなくても(この場合は体の障害以外)生きずらい人には世の中を生きていくのは難しい。これがうんと昔だったらまた違っていただろう。
しんどい映画だった。
ただ笑いの地獄に生きていく事しか出来ない笑わない主人公。
それを見守るしか出来ない母。
私は何度も深いため息をついてたらしい(同行の友人曰く)
岡山天音の怪演も太賀の好演も本当に素晴らしかった(ほかも方々も上手かった。その人にしか見えなかった)
でもダントツやっぱ菅田将暉すげえよ。空気持っていっちゃうんだもん。
菅田将暉はシバイの怪物だよ
憑依型すげえよ
どんなゲスをやってもその役がどんなにゲスでも許せるゲスになっちゃうんだよ。
彼の色んな役を色んな時代の役を観たい。
もう若手俳優とは呼べない呼ばせない、30才の俳優達のこれからも非常に楽しみな俳優たちの芝居にひたれる幸せな時間だった。
あと岡山天音さんの言葉が書かれたカードを貰えたのもちょっと嬉しかった。