このレビューはネタバレを含みます
「正しい世界で勝ちたい」って言った主人公に
地獄みたいな世の中や世間に苦しめられてるけど、楽しませたいのはその世間なのは皮肉なもんだってピンクも言ってたけど、本当にそうだよな。
本当にないものねだりで、人生捧げてやってきたものや、やりたいことがあるツチヤが羨ましく見えると思うけど、ツチヤからしたら世の中うまく生きてる人も同じく羨ましいんじゃないかと思った。
好きなことに没頭した分それがなくなったら自分に残るものは何もないと思うだろうし、生きてそれをするか死ぬかの選択肢しかないんだろうなって感じた。
死にきれない主人公を見て涙が止まらなかった。生かされてるのか自分の意思で生きてるのかがわかんなくなるよね。
結局好きなことをやっていくにしろ、そうじゃないにしろ生きていく上では、得意不得意関係なく社会や人間関係とうまくやっていかなきゃいけないし、苦しいよね。
長々と書きましたがとてつもなく面白かったです。監督の舞台挨拶でのトークショーも楽しかった。