かめさん

1941 モスクワ攻防戦80年目の真実のかめさんのレビュー・感想・評価

3.7
ヴァディム・シメリェフ脚本・監督作品。セルゲイ・ポンダルチュク、グラム・パプリシヴィリ主演映画。

ナチスドイツの侵攻からモスクワを防衛し、第2次世界大戦の流れを変えたとも言われる「モスクワ攻防戦」を描いたロシア製戦争大作。第2次世界大戦下の1941年10月、ソ連に侵攻したドイツの大軍は、モスクワを目指して進軍する。首都が陥落すれば、ソ連の敗北とナチスの勝利が決定的になる。モスクワを死守するため、兵力不足のソ連軍は訓練中の学生兵を戦場に送り出すことを決め、ポドリスク兵学校士官候補生のラヴロフやディミトリ、看護師のマーシャら3500人に及ぶ若者たちが過酷な最前線に送られる。撮影にあたり、激戦の地となったイリンスコエ防衛ラインのあった土地に、村や道路、川や橋なども正確に再現。ソ連・ドイツ両軍の戦車なども博物館に保管されていた本物を使用するなど、壮大なスケールと臨場感で、ロシアの歴史に残る戦いを描いた。
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