猫脳髄

マルクス一番乗りの猫脳髄のレビュー・感想・評価

マルクス一番乗り(1937年製作の映画)
3.6
経営危機の療養所を再建すべくグルーチョが呼ばれるが、彼は何と獣医。療養所の運転手チコと近くの競馬場の騎手ハーポが協力して何とかバレないように奮戦する。それでもピンチは凌げず、所長の夫が持つダメ馬のレースに賭けようとするが…という筋書き。

黒人ゲットーでのミュージカルやクライマックスの競馬場など、印象に残る優れたシーンはあるが、前作「オペラは踊る」(1935)よりもシークエンスが切れぎれになっており、全体的にドタバタ感が強いのと、ひとつのネタを長く引っ張り過ぎで飽きが来る瞬間がある。主要キャストも前作のメンバーを踏襲しており息はあっているが、脚本にやや難アリ。
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