このレビューはネタバレを含みます
描かれたタイの宗教や信仰がどこまで本物でフェイクかわからないけど、その異国感で何とか興味を失わずに見られた感じ。
なんとも言えないエンディング。ラストでシャーマンのおばちゃん(ニム)には本当に神のパワーが宿っていたのかみたいな疑問を投げかけてくるなら、終盤のゾンビ映画か?ってくらいの何でもアリ展開はやりすぎてどっちつかずなメッセージに感じてしまった。
あと犬が最低な死に方をする。(まあ冒頭の犬肉の云々からの伏線ではあるが…)
謎解きスペクタクルエクソシスト映画ならもう少しスカッとしたエンドであって欲しかったし、ラストのメッセージも合わせて中盤までのリアルなのか単に精神的に病んでいるのかレベルのジワっとした感じの方が好きだった。
取り憑かれてた女の子の演技も良かったけど、普通の小太りおばちゃんがシャーマンで裏主人公なところがすごく好きだった。
きっとこのおばちゃんが何とかしてくれると思わせといてスッと退場するのがガクッときてそこから一気に萎えてしまった。
中盤までは自分的にもっと高評価でした。