エヌ山

THE FIRST SLAM DUNKのエヌ山のネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

※これはレビューではありません。クソデカ感情のまとめ日記です。

待望のスラムダンク映画化…というか映画とかではなくアニメの続きを描いてくれたら個人的には何でもよかったんだけど、公開前から声優がアニメ版とは違っていたりぬるぬるCGアニメだったりしたことでいろいろ言われてるなーとは思ってました。

面白くなかったら残念だな~くらいの期待値で映画館入ったのですが、
開始5分で号泣、終わって5時間以上たった今も賢者タイムで放心状態です。

やっぱりすごいわ井上雄彦先生は。

もう井上先生の絵柄で画面に登場してきた瞬間、心臓バチバチに射抜かれてた。キャラがスクリーンにいるだけで嬉しい。動いてるだけで幸せ。
山王戦が映像で見られたのがうれしいっていうのもあるけど、アニメとは違ってCGアニメだと細かい動きがわかって本当にリアルだった。バスケしてた。そしてキャラが生きてた。ありがとう――――
いろいろ言われてたCGアニメだけど、これでよかったと思う。

試合の展開がアツいのはみなまで言いません。
皆さんご存じのとおりです。

井上先生がすごいのは試合のシーンだけじゃなくて、人間の描き方がうまいところだと思うんだよな~

旦那さんと、それから精神的支えだった長男を失って、次男(リョータ)に理不尽な怒りみたいなものがわくお母さんとか
お兄ちゃんに引け目を感じてどんどん問題児っぽくなっていくリョータとか
わかるわかる、って感じ。しんどいけどめちゃめちゃ感情移入させられた。そういう色んなことを乗り越えて、宮城はコンプレックスに向き合いながらNo.1ガードを目指す強さを持てたんだな、と勝手に納得しました。最後、親子の軋轢を乗り越えられたシーンはすごく自然で良かったな。感動しすぎてマスクの中が大変なことになりました。

最後といえば、特大ネタバレですけど、沢北がアメリカ行ってるのは知ってたけど、宮城まで行ってたのはびっくりでした。
個人的に、沢北は日本のメディアにインタビューされて華々しい取り上げ方なのにも関わらず、同じ日本人の宮城はインタビューなし&そのころ緊張でトイレでえずいてるっていうのが、宮城の雑草魂みたいなところを感じて好きでした。
だけどお互い、そういう扱いの違いは気にせず「おう」みたいな感じなのも好き。スラムダンクは敵もアツくて好き。大好き。

アツいといえば、「そんなタマじゃねーよな」からの「この音が俺を何度でも甦らせる」とか、河田VSゴリとか、ゴリの「ありがとよ」とか、「ヤマオーは俺が倒す」「勝つしかなくなったぜ」「俺は今なんだよ」とか、もう書ききれないくらい名シーンばっかなんですけど
やっぱ最後の桜木と流川のハイタッチはよかったなあ・・・(余韻)
ここ映像化どんなんだろと思ってたけど、本当に最高でした。
もちろん、無いシーンもあったけど、あ、あそこ無いんだってなったけど、映画としてバランス良かったし、やっぱり魚住が会場で桂剥きしてるのは難しいと思うので、個人的にはOK

本当に映像化してくれてありがとう。
制作に関わっているすべての皆様ありがとう。

THE FIRSTってことはSECONDもTHIRDもあるってことでいいんですよね?全員分のストーリー、期待して生きてていいんですよね?
たとえ米寿になっても待っています。よろしくお願いいたします。

最後にレビューします。
☆7億です。


(追記)
4回目Dolby Cinemaで視聴
例の宮城のブチ抜きドリブルシーンはDolbyが圧倒的
最後の無音シーンも圧倒的
600円高くてもDolbyがおすすめです。
ていうか今日一日で2回見ちゃったんだけどこれ円盤発売されたらやばいな…全然飽きないし一日中見てるかも。。。
エヌ山

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