このレビューはネタバレを含みます
本日見て参りましたよ!約一年かそれ以上、アニメ化の発表があってからずっとこの日を待っておりました!
期待は良い方向に裏切られ、たいへん楽しく見ることが出来ました。
パンフレットも購入しましたが、井上先生の脚本、監督の元、たくさんの方々が関わってこんなに素晴らしい映画に作ってくださった事に本当に感謝とリスペクトです!
今回はリョータの視点で描かれ、驚きました。
花道じゃないんだ!
この時点で、がっかりしてしまった人もきっと多い事でしょう。
私だって、漫画通りの展開を期待していたのですから。
だけど、そうでなかったのが良かったとおもいます。
何故かというと予想が付かず、新しい展開だからです。
井上先生はパンフレットでもコメントしてますが、どうせやるなら同じことの繰り返しではなく、新しい事に挑戦しようという姿勢で本作に挑んだようでした。
冒頭のTHE BIRTHDAY(大好きなチバさん!)の歌が流れる前からこうぐっとくるものがあり、その辺りで感激して泣いてしまったというコメントも、ツイッターで多く見受けられました。それは私も同じでした。
大好きなスラムダンク、またアニメのリメイクとかないのかなーと何年も思っていて待ち焦がれていたので、なんともノスタルジックでした。
少なくとも私はそういう風に思いました。
今回はリョータの過去にクローズアップされており、いまだに単行本には未収録である伝説の井上先生の読み切り「ピアス」と深くかかわっており、
変更点はあるものの、公式にピアスの「りょう」が本人であると思って良い展開となっておりました。
足の動きなど、特に拘っていたようで、実に動きはリアル。
躍動感があり、体育館中に響く音、息遣い、細部までの拘りが、目の前で試合が行われているかの様に仕上げられておりましたね。素晴らしい!
キャラクターの声も、井上先生が選んだ様で、とてもいいと感じました。
特に花道にいたっては実に普通の高校生っぽい感じで、良かったと思います。最近声優さんの作りすぎた声が苦手になってきたので丁度良かった。
勿論、旧アニメの草尾さんの声大好きなんですが、受け入れられました。
あと気になったのは、スラムダンクの魅力の一つであるミニキャラやそれとないギャグ。それらはあまり見受けられませんでした。
こちらもパンフレットのコメントに、どうやって表現したらいいのか難しかった、とあったので、たしかにあの画面の雰囲気に急にふざけるのって…むずかしいなと思いますよね。
わざとカットしたわけでは無いようですが、正直に言うと少し寂しかったですねwリョータの、彩ちゃんにぞっこんな雰囲気もなくって感じでしたから。
で、なぜ主人公がリョータか。
3年の赤木キャプテンと三井はそれぞれ過去やドラマがあって、1年の流川や花道は問題児だけどすごい素質があって、その間の2年のリョータはすごい目立ったエピソードがないので、リョータの話を書きたかった心情があったようです。
私これ、すごい良いチョイスだと思いました。
チームを引っ張る能力もあって、身長はみんなとすごい差があるけど、それを埋める素晴らしい実力を持ってるプレイヤーだからです。
では十分語ったので締めていきます。
ずっと待ち焦がれていた山王戦を、生きている内に映画館で観られたという事が私は何より幸せで、感謝の気持ちでいっぱいでした。
今回もトイレを我慢しつつ、クレジット後のおまけまでしっかり見届けつつ、安西先生のミニフィギュア買うつもりでしたが…フィギアどころかグッズはほぼ完売でした…かなしみw
あと数日は機嫌よくいられそうです。またバスケしたいなー
感動をありがとう!