ポチョムキン

THE FIRST SLAM DUNKのポチョムキンのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

多分山王戦だよな、と想像はしていたが、ソレを超える作品だった。

オープニングのThe Birthday「LOVE ROCKETS」、渋いベース音から徐々に描かれる湘北メンバー、そして階段から降りてくる対戦相手。
脚から徐々に見え、そしてあのユニフォーム、王者山王の登場。
想像してたよ、そりゃ想像してたけどなんだよこの演出、最高かよ。この瞬間からボルテージは一気にあがった。

ストーリーはまさかの宮城リョータをメインにしたストーリー。
ただ原作通りの山王戦にはしたくなかった作者の思いが伝わる。

原作での山王戦は名セリフ、名場面の宝庫で、さすがに全てを入れるのは難しかったようで。
パンフレットにも書いていたが、軽いふざけのシーンは入れる余裕はなかったそうで。

ただ個人的に泣けるシーン
・1年石井の「湘北に入ってよかった」
・小暮君のメンバー5人に対するがんばれのエール
は入れてくれてありがとう。

無くて残念だったシーン
・安西監督の「聞こえんのか?」
・桜木の「ダンコ桜木」
・魚住

特に桜木の「大好きです。今度は嘘じゃないっす」は何故入れてくれなかったのか。
まぁメンバーでもない人たちがベンチ周りにいるって状況を描けないから仕方ないのかもしれないが。

試合シーンのCGは予告の時点で不安はあったが、全く気にならなった。
動きは本物のバスケで、特に試合終了間際はまさに原作のセリフが全くない表現を見事に映し出していた。

セリフはないが、観戦している海南メンバーや、回送シーンで仙道などが出てくれて嬉しかった。

原作未読の人は充分楽しめないだろうが、そんなの関係なし!
楽しめる人だけ楽しめばいいのだ。
ポチョムキン

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