選手の見ている光景を井上雄彦画でリアルタイムでレンダリングしているような迫力があって、そこに音楽とのシンクロ具合やボールを掴むパスッという音などが加わって臨場感がもの凄かった。
原作で描かれていた大量の汗や無音の数秒がこのように映像化されるとは…。
オープニングやラストの手書き表現のかっこよさも、原作者=監督ならでは。
一方で、試合が盛り上がってきたところでちょくちょく回想が挟まってしまう構成は若干気になった。
自分のような、原作は一応全部読んだけどそこまで思い入れがない人、映像表現に興味がある人が一番楽しめる気がする。