電機自動車工房

THE FIRST SLAM DUNKの電機自動車工房のレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.9
人生で一番読んだ漫画で、完全にリアルタイムで直撃した世代。

非常に良かったです!!
一本のアニメスポーツ映画としては人生最高でした。
3DCG技術と現代の撮影技術で作られたとても良くできた作品で、ドルビーでみたので音響も非常に良かったです。

特に
タイトルが出るまでの
手書き原稿 からの あいつらが動き出すところが、これはアニメだからできるオープニングだと感じました。

アニメだからできる、
大胆なカメラワークや迫力のあるシーン、スローモーションによる演出など、漫画は、あくまで切り取った映像だったものが、すべて補完されていて、超のめりこめるスポーツの試合をフロアレベルで観る感じで素晴らしかった。

もちろんバスケットボールの試合としておかしなところがないようにボールに関与しない選手などの配置なども隅々まで整合性をとっている

新しいSLAMDUNKとして、
原作を忠実になぞるのではなく(結構、原作にあったマンガ的なコメディ要素やエピソードは入れていない)、実はあまり語られていなかった人物の背景や生い立ちから物語を動かしていく、新たな世界(あくまで原作ありき)として描いたものなので、これはこれで原作ファンも世代じゃない人も、1本の映画としてとても楽しめる作品だったと思います。

2回目になると
・初見ではわからなかったシーン が良くわかる
・初見で、何か脳内補完していたシーン が間違っていたことがわかる
・初見で、ガン上がるタイミングが理解できていたので、自分の中で準備していたとおりにテンションが上がれる(バカな文章)

合計3回劇場で観ているが、観るたびに新しい発見がある

原作の漫画の出来の良さ、バスケットというスポーツマンガとしての完成度 井上雄彦の画の上手さを誉めていましたし、当時のテレビアニメの技術は、東映アニメーションのエースチームが作っていたので出来が良かったことが証明されたという方も多い。

2023年のアニメ技術がまた一段上がったと感じる作品でした。

DolbyCinema で合計3回鑑賞