アステロイド・シティのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

劇中でリフレインされる“起きたいなら眠れ”と言うセリフの通り、真夏の昼間にみる白昼夢のように、目が覚めてもまだ夢の続きにいるみたいな映画だった。そして、その夢の中で、マヤ・ホークだけが現実の世界から迷い込んできたようで、居心地が悪そうな姿が印象的でした。

これまで様々なアイテムをオシャレにトランスフォームさせてきたウェス・アンダーソン監督ですが、本作では“自動販売機”のウェス・アンダーソナイズが素晴らしかった。とくにマティーニの自販機がレトロSF感もあって素敵だった！