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硫黄島からの手紙のkurageのレビュー・感想・評価

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
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ハリウッド作品の戦争ものながらも、どちらにも偏らないフラットな視点で描かれている。
栗林忠道の話はノンフィクション作家の梯久美子さんの本で興味を持っていたのだけど、実際に映画で渡辺謙が演じているのを見るととても魅力的な方だったのだなあと。お子さんに向けて書いた手紙の内容が、泣ける......。
戦争がなかったら普通に生きてこれた人たちが大本営に翻弄されているのを見ると頭にきてしょうがない。東京裁判でしれっと無実を主張していたおじさんたちを思い出したよ。
過去を忘れて前だけを向くと、同じ過ちを犯す。だから忘れないように碑を建てる。沖縄慰霊の日にて。
クリント・イーストウッド監督の信頼度マシマシ。
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