このレビューはネタバレを含みます
家族のために戦う。でも家族を思うと無事に帰りたい。守るべきものがあると強くなる。でも、守るべきものがあると弱くもなる。
アメリカ兵のお母さんの手紙。敵だけど、みんなそれぞれに家族がいて、同じように母親がいて、その家族は無事に帰ってくることを願ってる。それなのにどうして、戦わなければならないのか、、、。
今ならひとが一人死ぬところを目の当たりにしたら、精神を壊してしまうひともいるだろう。でも、ここまで人がたくさん死んでると、慣れてしまうもんで、、、
敵ではない人を殺すことも、殺さなくてもよい人を、当たり前に殺すことができてしまう。
周りや環境で、こんなにも人は残酷になれるのだとこわく感じた。
今まで、生きるか死ぬかで恐怖を感じたことはない。普通に生きれてる今に生まれたことに感謝しなくてはと思った。
最後、栗林長官が自決するシーン。
自分の胸を拳銃で打ったとき、その瞬間を直接は見ず、でもその瞬間に顔色を変えず涙だけが流れるところ。とっても印象的だった。