このレビューはネタバレを含みます
予告を見た時、正直「原作との相違点が多くないか？」と思いました。
しかし、実際に見てみると、そのようなことは全く気にならず、物語に引き込まれる2時間5分でした。
見てから1週間、今も思い出すのは、茉莉が意識が朦朧とする中夢に見た、和人と病気がない状態で出会っていたら、という「もしも」の世界です。
決してそのような結末になることはないけれど、本当は恋をして結婚して子供に恵まれてという幸せを掴みたかった、という想いを受け取れました。茉莉は「恋はしない」と強がってはいるけど、本心ではないですよね。小松菜奈さんの表現が上手く、それが如実に伝わってきました。
また、小松さんと坂口健太郎さん演じる主役カップル×四季折々の映像が本当に美しかったです。約1年かけて撮影されたそうで、嘘偽りのない景色が綺麗でした。
山田裕貴さんと奈緒さんには助演賞ですね。「こんな友達いるわ〜」とものすごく感じました。
ただ、和人の居酒屋の名前は“マツリ”にするんだろうなと思っていたらビンゴだったので、単純過ぎてちょっと笑いそうになってしまいました(笑)
