りっく

余命10年のりっくのネタバレレビュー・内容・結末

余命10年(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画の構成として全体的に飽きがなく、総じて満足できた。
特に、中盤から終盤にかけては完全に鑑賞者を感動させる展開となっており、一度泣いたら止まらないだろうと思った。
一気に感動がくるよりかはじわじわくる作品。

登場人物が多すぎず、少ない範囲でストーリーが進んでいくため、描写はついていきやすい。
ただ、西暦表示でストーリーに展開がうまれるが、主人公何歳だっけ、余命あと何年か理解に時間がかかった。(完全自己感想)

彼(和人)に関して、上映前はクールなモテ男だと思っていたが、逆の典型的なダメ男だったことが分かり、そんな男に恋をするのだろうかと疑問に思っていた。
しかし、ダメ男からの成長がうまく描かれていて、周りの人の支えの重要性に気づけた。

主人公は余命どおり亡くなるわけだが、葬式の描写はなく、あっさり終わった。
こういう終わり方の方が意外とスッキリすると思った。

音楽に関してはRADWINPSだったため、より感動度が増した。
「うるうびと」も歌詞に重みがあるため、聴くたびに思い出したい。
りっく

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