亡くなった大切な人を思い出しながら鑑賞した。
家族や友人、恋人との愛が描かれていてそのどれもが美しくて儚い映画。
実体験に基づいたフィクションで、小説を映画にすることへの熱量を感じた。
序盤の友人とのやり取りをみると僕らは他人の人生を点でしか見ることができないことを痛感する。
ふとしたシーンだけどお酒を飲まないまつりを印象的に覚えている。沢山我慢してる一方で周りに気を使わせないよう振る舞いそれでも病人扱いされるまつり。
言えないことがあるし、夢見る日常もある。
そんなまつりと、みんなの関わりを見て思うことは沢山あったけれども、上手く言葉にできない。
ただなんとなくだけれども、原作者から日々を生きることへのバトンを受け取ったような気がする。
