Maru

余命10年のMaruのネタバレレビュー・内容・結末

余命10年(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画館でボロボロに泣いてしまった
しんどい

女の子が母親の前で死にたくないと泣き出すところでやっとあの子の本音が見えた気がした
その本音を引き出したのは素直な彼で、もう本音が聞ける頃には別れているのが苦しくて切なくて
病室で今までの思い出を一つずつ消していくけど出会いの映像だけは消せなかったのは、あの出会いから死なない私でやり直せたらいいのにという願いがあったのではないかと解釈した。
今までの思い出全部消してやり直せたら死なない私と彼の幸せな将来を望めるかもしれないという願い
言葉はないシーンだったからこそ自由に解釈できると思う

病室でがんばったねと彼が女の子に声をかけるところだけが引っかかった
なぜがんばったねなのか、今まで彼女について回るワンコのように一途に思ってたのに急に上から目線で話し始めた気がして引っかかった。

女の子が亡くなったあと、舞い散る桜の中に幸せな2人の幻覚を見る男の子のシーンで2人の願いは一緒なのにと幸せなのにやるせない感情になった

主役じゃないお父さんやタケルくん、お姉ちゃんの演技が良かった
リリーフランキーも
愛する人に出会えるのは奇跡みたいなことなんだ、って言葉がとても響いた

エンドロールの歌詞が映画そのもので響いた
今や人類はこの地球を飛び出し火星を目指す なのに僕は20センチ先の君の方が遠い
Maru

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