原作は未読。要所要所で必ず涙してました。まつりちゃんがカズくんと出会って生きたいと望むほどに、薬の量が机いっぱいに拡がる場面が胸をしめつけるほど切なかった。カズくんが好きですと言ってもまつりちゃんからの好きですがひとつもないのにあれ？と思い、話が進むにつれもしや…と思ったら、やっぱりそこか！ってなりました。
家族みんなの心配は解ってるし、本人含めみんな何かを言えなかったり涙ひとつにも気を遣ったり…とても優しい家族なんだと痛いほど伝わってきました。
小松菜奈ちゃんはすごくよかった。役を作りあげたというか、まつりちゃんを生ききったという感じ。
ピアノのBGMや映像も本当に美しく、藤井監督のこだわりや美意識がさりげなく演出されてて、すごい監督だぞと改めて感じています。
