このレビューはネタバレを含みます
気づいたらボロボロと大粒の涙が溢れて止まらなかった作品。マスクがびしょびしょになるから涙止めたかったけど無理だった。
誰かが亡くなるのは、やっぱり寂しい。
エンドロール前の''小坂流加に捧ぐ''で嗚咽。
小松菜奈ちゃんの演技が良すぎて。
綺麗な瞳と睫毛が表情と一緒に映えていた。
桜が綺麗だった。
満開の桜と風に吹かれて舞い散る桜。
光とカメラのアングルが美しかった。
四季を駆け巡るシーンもとても綺麗だった。
シーンの切り替わりと音楽が心地良くて心がふるふるしてた。''生きてる''ことを感じさせられるシーンだったな。
序盤と最後のシーンの繋がりがとてもすき。
まつり自身が回すビデオカメラの映像に感動した。彼女目線で見る世界はこうなっているのかと気づける。思い出を沢山撮り溜めた彼女が生きた証なんだなと。ちょうど10年前に使っていたビデオカメラが作中に出てくるものと同じだったから、昔のビデオを見返したくなった。
幸せな日常の映像が続くと、いつかぱったりと無くなってしまう怖さも一緒についてくるから苦しくなる。私にもありうるかもしれないんだなと思うと、余計に今を楽しんで生きようと前を向ける。
原作の小説を読みたくなった。
多分読みながら号泣するんだろうなぁ。