このレビューはネタバレを含みます
映像や音楽が綺麗だけど、心に響いてこなかったのはメインである恋愛パートが弱いから。
和人は茉莉に病気があると知った上で何の病気か自分から特に知ろうとも調べようともせず、ただ二人で楽しい時間を共有していくだけ。茉莉が死を恐れて周りを突き放す時、本当に身を引いて離れて行ったのは和人だけ。意思の尊重と言えば聞こえはいいだろうけど。あげくは人の名前でお店開いて、結局やってるのが自己感動でしかない。そんな表面的な愛で涙を騙し取ろうとは100年早いんだよ。苦楽を共にしてから愛を語れ。
余命ものとかお涙頂戴ものは苦手だけど、小松菜奈の亡妻回憶録は観るしかないだろ。映画自体はあれだけど、小松菜奈はとても良かった。