ジェフリーハラダ

余命10年のジェフリーハラダのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
3.9
何かと話題のブルーライト文芸だが、きっと読んでみれば感動するのだろう。
同窓会で出会って恋に落ち、女性が不治の病になって…というプロット以上に、映画版は20年代の日本の若者のリアリティをすくっていると思う。
居酒屋で働きはじめて、店を持つことを目指す坂口健太郎。文才があるのでライターとして何か書き残そうとする小松菜奈。
日本経済の「失われた30年」を等身大で生きる男女を描いた、メロドラマの好編でした。