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余命10年のalexのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
3.0
うーん。と言った印象。もちろん感情を揺さぶる場面もあったとはいえ、個人的な感想を述べるともう一息何かあればこの映画は満点だろう。実話を基にしたこともあり、こんな人生があるんだなぁとジワジワくるものがあった。
 
しかしながら映画という視点から見ると桜を場面転換の重要シーンとする邦画は正直言って見飽きたと言いたい。映像美を強調したいのだろうが、視聴者にとってはまたこれかという印象を受けられてもなんら文句は言えないだろう。捻くれた意見だと言われても咎めはしない。ただ私個人の感想である。
 ただし演技は素晴らしかった。小松菜奈の醸し出す儚さや、坂口健太郎の悲壮感はこの映画にしっかりとマッチしており、没入感はあった。

あまり私自身邦画好きではないため、会話のテンポや御涙頂戴的な展開はあまり好かない。展開が読めてしまう映画は私にはあまり向いていないなと痛感した一本であった。
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