このレビューはネタバレを含みます
大人になった今考えると、子どものころしていたことって残酷だったなと思う。それも悪気なくやっていたのだから恐ろしい。(ミミズ殺すシーンあったように虫を殺すみたいなね。さすがに猫は殺したことない。てか殺すな。)今ならダメとわかることも、この時はまだわかっていない。好奇心でやってしまう。やってしまって、後からあれがダメなことだと気付く。子どもはそうやって成長していく生き物だ。
この映画の子どもたちは、夏休みの団地という閉鎖空間かつ大人のいない空間で仲良くなった。年齢も違えば人種も違うし、1人は重い自閉症を抱えている。そんなある意味特殊なコミュニティで、大人も気付いていない、話したところで信じてもらえない超能力に目覚める。その力の善し悪しをわからずに使うものだから暴走もしてしまう。ラストはすごく好み。
童夢という漫画をオマージュしているらしいので読んでみたい。
子どもたちの演技が素晴らしすぎると思ったら、すごくじっくり決めたみたいで、選ばれた子どもに合わせて脚本も変えたみたいね。みんなノルウェーのアカデミー賞であるアマンダ賞にノミネートされてて素晴らしい。
23.145 新作47
