英題「A PERFECT ENEMY」
パリ、飛行機に乗り遅れた建築家の男に付きまとう謎の女が語るスリラー。
ストレートで捻りがないので簡単に結末が見通せるが、不快な描写もありつつも話が面白くてついつい最後まで観てしまった。
ただし完璧な敵に押さえつけられ浄化はない。
パリの空港のリノベーションに設計で関わった男は何故かパリが嫌い。
嫌いなパリの空港で足止めを喰らいVIPラウンジのジオラマ模型を見て心がグラグラ揺れ始める。
物語はそのグラグラ揺れる男の脳内で、良心の呵責と完璧な内なる敵との闘いのメタファーとして描いている。
面白かった。
トマシュ・コットとアテナ・ストラテスの演技が見応えあり引き込まれる。
トマシュは「COLD WARあの歌、2つの心」に出てたな。
イザベル役のマルタ・ニエトも美しい。
監督 キケ・マイーリュ
キャスト
トマシュ・コット
アテナ・ストラテス
マルタ・ニエト
ドミニク・ピノン
フェリツィア・トゥルーべ
