このレビューはネタバレを含みます
公園を終え空港へ行く途中、若い女から絡まれる建築士。自分が設計した空港で乗り遅れた飛行機を待つ間女の話を聞かされるハメになる。不快なことや殺人の話をされ、初めは訳がわからないが、その話は失踪した奥さんについての話だと気づく。
じめっとした不穏な映画やけど観る人の解釈に委ねるような構成で好きやった。
建築士は孕っていた奥さんを殺してしまい、遺体は当時建設中だった、このパリの空港のコンクリートに沈めた。
完全犯罪であったが、パリに来ると罪悪感に苛まれるからパリは嫌いだと言ってたのか?
女は生まれるはずだった子供か?
車を引き返させたとき運転手が妙な顔してたのは女はそもそもいなかったからではないか?
女性が横たわった像のある墓と、コンクリートに遺体を沈めた所が重なって、うまいなぁと思った。
初めてモヤモヤするけど結構好き。