同じ日に同じ病院で子供を産んだシングルマザーの二人の予期せぬつながり、フランコ独裁政権による虐殺の歴史、家族を再発見しようとする妻たち。
取り違えを通して母性とは血縁とはを描くドラマに負の歴史の話も絡み、一見軽そうなルックでありながら重たい話だった。
シングルマザーのヤニスとアナにもそれぞれ事情あり、特にアナの過去がわりとトラウマで子供の父親についてあまり話したがらないのも納得。
そんな二人が友情以上の絆を築き、新しい家族の形を描いたりするのかな？とも思ったが。
個人的に大きな山場となるポイントがあったが、それは最初の山場にすぎなかった。
母親になる喜びと予期せぬ悲しみ、それを乗り越えてなお協力しあう二人、ずっと離れていた/引き離されていた家族と暗い過去/歴史に向き合う女性たちを描いた物語に気づいたら見入っていた。
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