この感想は鑑賞してからずっとあとに書いてるのだけど
ふとした瞬間に
ザン、ザン、とゆう高速艇の音を思い出して
その音を語っていた彼を思いだす。
映画には美しい瞬間がある。
パオロ・ソレンティーノ監督の作品で
「きっとここが帰る場所」も大好きなのだけど、彼の作品は
生活で孤独を感じる瞬間にこの映画のことを思い出してしまう。
青が印象的で、日常的な風景にファンタジーの違和感を埋め込んだ絵づらも
好きで。
ほんとうに急に、変なシーンがあるのが
好き。
イタリア人の明るくて家族を大事にするんでしょとゆうパブリックイメージを
裏切る繊細でナイーブな話がいい。
実際、この映画観たらイタリアの家族嫌だし
めちゃくちゃストレス溜まりそう。
でも主人公の家庭の雰囲気は良いので、これは
万国共通で家族や親族はどこでも揉めるし、問題のない普通の家庭は存在しない。
家族が仲良いのは、とても奇跡的なことで
イタリアでもきっとそうなのだ。
悲しいシーンだけど
クマが出てくるところも、あれ
あのクマのシーンなんの映画なんだっけ?
とふとしたときに頭に浮かんだけど
この映画だった。