決して許されることの無い殺人犯
既に死刑が確定しており服役中
だが彼は一つの事件に関して
真っ向から関与を否定した
24件もの立件された殺人事件
その中の最後の一つだけは
自分の犯行では無いと証言
しかしながら彼の言葉を信じる者はいなかった。
そんな最中、主人公の元に殺人犯より手紙が届く
「一度会いに来てくれないか」
彼は殺人犯と面識があった
中学生の時によく行っていた
パン屋のマスターがその人だったのだ
大学生活が上手く行かない中
ひとひらの光を求め彼を訪ねる
そして彼から
「最後の事件の犯人を見つけて欲しい」
と懇願され、それに向き合うこととなる
事件の関係者や当人の知り合いを訪ねる
すると意外なことに彼を悪くいう人はいなかった
当事者は狡猾で倫理的で計画的な知能犯だった
しかし最後の反抗だけは
それの真逆をいく犯行内容だった
真犯人は誰なのか。事件は解決するのか。
当人が主人公に手紙を送った意味とは。
信頼を得てから犯行に及ぶ事の真意とは