ぱん

死刑にいたる病のぱんのネタバレレビュー・内容・結末

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

一番の衝撃
エンドロール見るまで金山一輝が岩田剛典さんだと気付かなかった!

演技上手かったメモ
①最後の面会で完全にゾーンに入った榛村大和・阿部サダヲさん
② 榛村の隣人のおじちゃんの歴史を感じる深い演技とただものならぬ役者オーラ
③ 榛村のボランティア活動時代のお仲間役・音尾琢真さんの酒を飲み昔を懐かしむ自然な演技

映像を見て気になったこと色々
◆阿部サダヲさんのあの目
私たちは「人の目に光が入った状態」を見慣れすぎている。この頃はAmazonでリングライトが買えてしまうから、自撮りするにも、動画配信サービスやライブ配信をするにも、プリクラでも照明が肝だし、テレビやドラマや映画ではびっくりするくらい強い光を焚くし、人に見られる映像や写真である時点で意図的に目に光を入れる方向へ持っていくことがかなり多い。
それなのにこの作品はメイン写真からして違う。震え上がってしまう漆黒の目を全面に出している。とても目立つ。それだけでこの映画見てみようかなと興味をそそられた。

◆面会室のガラスを使って工夫した撮り方が多くあった。
榛村と筧井が重なるように撮られたシーンが多かった。
例えば前半では榛村が乗り移っているかのような恐ろしさを表現していると思った。また最後の面会で筧井が自信を持って言い返した時は筧井が大きく見えて(意図的に服のボリューム感もあったのかも)、手前にいた榛村は肩をすくめて小さく見えて「もう筧井には何を言っても無駄なのだ、」みたいな諦めのような印象を受けた。

◆カメラがガラスに反射しないようにどんな工夫があるのだろうか。気になるから調べてみる。

◆原作を読まずに公式サイトであらすじをさらっと読んだ程度の事前知識で視聴したためか、ラストのセリフの意図がいまいち掴めなかった。こちらも気になるため考察を調べてみる。
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