ぜんぜん余裕で
『それがいる森』よりいい。
安心したくらいだ。
“強くてニューゲーム”系統の見所といえば
死に方大喜利だが、
・橋本環奈主演
・全年齢対象
という、ゴア厳禁の箝口令が敷かれた
制限の多さを考えれば、
及第点を悠々と越える
なかなかの演出だったように思う。
劇中挿入歌の活用例としては
まれに見る臭さだが、それがいい。
ロックだが
厭に心地よいポップさが
豪華若手俳優陣のキラキラとマッチする。
列挙すべき特徴のほとんどが
『ハッピーデスデイ』を想起させ、
ともなると後者に軍配が挙がりがちだが
日本映画のフォーマットに上手く融合させる形で
分解と接合に成功している作品だと思う。
気になるところを挙げ始めれば
枚挙に暇がないが
つっこみながらも楽しめる作品だと思えた。
『それ～』に比べたらな。
