これだけメジャーなキャスト揃いでこの腰の座った重みのあるヒューマンミステリーも珍しい。
骨太な日本映画。
3年9ヶ月共に過ごした夫の死。
その男の素性は全くの別人であると死後発覚。
果たして男の正体は。
名前と人生の謎の先にあるものに尾を引く作品。
キャストの名演光る地に足の着いたミステリー。
人の二面性に隠された背景に切り込む容赦なくも優しさある感覚。
差別から生まれるヘイト、社会的立場、悪しき古い視線の名残がバックにあり、ジワジワと締め付けられるような語り口。
人生の選択をミステリーとして描いた良作。
窪田正孝さんも怪演な上、更に柄本明さんも怖かったな、、、
また安藤サクラさんはやはりうまい！
細かい役まで豪華ではあるけど、全く自然でした。こういった日本映画もなかなか無い。
