ある男の赤ラムのネタバレレビュー・内容・結末

「親は親、子は子でしょ」


周りからの殺人鬼の息子というレッテル
在日という拭えぬ血
本当の自分とは何で表されるのか
親から子へと受け継がれる樹木と同じか

一度何もかも手放さなければ、また走ることの出来ない人はいる

そしてそれを理解できない人もいる


最後の妻夫木さんの宮崎県の話
言葉だけで他人の人生にすぐに成れることが分かる

それでも親であったこと
愛していたこと
愛されていたこと
それらは事実として心の中に残り続ける

机に付いた手形のように直ぐには消えない