19

ある男の19のネタバレレビュー・内容・結末

ある男(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

安藤サクラの演技が実際にそこに生きているかのようにリアルだった。
窪田正孝の役作りが凄い。過去も全部含めて知りながらそれぞれの時代の人物像を体型から表情動き全てを作っていった作業は物凄く大変だっただろうし、精神的にも大分疲弊しそうだと思った。いるだけで圧倒された。
妻夫木聡はイケメン弁護士先生言われるだけあって物凄くビジュアルがかっこよかった。

死刑囚の息子とレッテルを貼られて生きていくのは計り知れない辛さがあるんだろう、一部のフィクションしか見てないけど壮絶すぎて何も言えないけど、その苦しみから逃げたくてやっと手に入れられた幸せを剥がしたくないし、誰にも邪魔されずに幸せになって欲しいと思った。
でも実際どうしても偏見で人を見てしまうのが習慣付いているのは否めないと思う改めて気を引き締められる映画だった。

映画全編を通して、知らなくていいこともある。という言葉に尽きる
真実はどうであってもその時間が幸せなもので、それが事実であればいいんだと考えさせられる作品
19

19