昨年話題になった本作、ずっと観たかったので配信開始されて感謝。せっかくなので原作読んでから鑑賞しました。
父親が死刑囚ってだけで本人はなんにも悪くないのに、危険人物扱いされてしまうのは、戸籍変えてまで消したいほどに重い十字架なんだろう。
今の自分を捨てて、全く別人の人生を継いで生きていけたなら…と思うのはきっと彼らだけではない。
原作ではイメージしづらかったけど、バーで城戸が原になりすますシーンは、そういう意味で映画化により強く感情移入させられた。
窪田正孝の陰を感じるが根っこの優しさが滲み出る演技に感動。
妻夫木聡の苦悩しながらそれを見せずに前を向こうとする奥ゆかしさを感じさせる演技に感嘆。
個人的には、城戸と美涼が谷口大祐に会いに行く新幹線のシーンは撮ってほしかった。城戸が精神面で浮気した描写があると、ラストの妻の肉体的な浮気との引き合いになり、なぜ見なかったことにしたかがスッと入る印象だったので、入れほしかった。でも、映像だと伝えづらいかな？
不適切にも〜の純子とキヨシ役の子たちが出てたの知らなかったからびっくり！
