このレビューはネタバレを含みます
キャストが気になってのチョイスであまり期待せずにいたけど良かった
愛したはずの夫は全くの別人でした
で安藤サクラ目線かと思ったら妻夫木聡目線で進んでいきアレ?と思っていたら
城戸が主役だった…
自分ではどうしようもない事情から自分ではない誰かになりたいと思う原
里枝と悠人との生活はやっと手に入れた幸せだったんだろうな
あのまま幸せな人生を送らせてあげたかったと観終わったあと思った😢
悠人が優しい子で、お父さんの為に涙を流して真実を知っても荒ぶれず受け止めてくれて大人だなあと思ったけど、それはきっと大祐が本当に父として愛情を注いでくれたから
きっとお母さんと花ちゃんをしっかり支える頼もしいお兄ちゃんでいてくれると思えたのが救い
里枝の愛した気持ちは本物的なセリフも良かった
ラストは何ともやるせない気持ちになったけど、城戸のルーツに対する差別は作中何度か直接間接的に描かれていたしトドメがあったから何となく納得
絵画は顔の見えない男の姿が幾重にも重なって(実際は2人だけど)いるのは
人間何度でも誰にでもなれるって暗喩のようで怖かった…