えび

ある男のえびのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
4.5
社会的スティグマからの逃避
気を付けてはいても知らず知らずのうちに、無意識的に、他者への勝手なレッテルを貼り分類分けをしてその人をわかったような気になっているのだと思う
誰でもね
あの人はこういう属性だから、生い立ちがこうだから、親があれだから、人種が、職が、とか
自分がそういった決めつけをされ不当な扱いを受けることに無縁なまま生きていられる人間は幸せだ
そしてまさか自分が差別を受ける側になるとは微塵も思わずそこに何の恐れも感じずに他者を批判できてしまう人間は愚かで、ある種の不幸だとも思う
えび

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