ある男のkenのネタバレレビュー・内容・結末

「こいつ、誰やねん？」というキツネにつままれたコントのような入りではあったが、戸籍のロンダリングという1本のミステリアスな木を中心に豪華キャストで彩られたキャラの枝葉をかき分けて奥さんと弁護士が綺麗に削ぎ落とし切り倒した先に垣間見た根幹にあった真実。ある男、彼と結婚した女性、その女性から調査を依頼された弁護士の三者三様のバックボーンと人間模様に日本が抱える時事問題を織り込んでよく描かれていた。(2024-177-6-6)