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香川1区のmellyのネタバレレビュー・内容・結末

香川1区(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「国会議員みんな映画撮るようになりますよ!」という批判の言葉に、それならそれでよいのではないか?と思った。あなたも映画を撮って貰えばいいのに。その方がみんな政治や選挙に興味もわくと思う。

仕事でよく「人柄を見せろ」と言われるのだけれど、その理由が分かった気がした。その人の普段の話し方や振る舞いや、家族の顔や好きな食べ物や、そういうものがわかるということはその人を好きになるのに大事なピースなんだと思ったし、それは「政策」とかよりわかりやすく訴えてきやすい。本当は「政策」などがもっと大事なのだろうけれど、政治の世界は遠く、人とのつながりは近い。

彼がどういう人であるか、あるいは対立候補が本当にあんな風なことだけであるのかとか、そんなのは映画だけで判断しては駄目だけれど、それでも「ずっと大変なことをやっている」姿を見ると辛くて涙が出るし、それが報われてみんなが喜ぶ瞬間は良くも悪くも心がぎゅってなった。わたしは、わたしができないことをやってくれるから、そういう意味ではすべからく政治家という人たちのことを尊敬するし、日本の政治がどうなろうとその意味ではいつも必ず感謝している。
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