選挙は良くも悪くも必ず最後に結果が出るから映画としてもカタルシスはある。
観ながらずっと気になったのは選挙を聞く人、手伝う人、周りの人たち、そのほとんどが爺サマ婆サマおじさんおばさんというところに違和感を覚えたのとそれが現実という何ともやるせない気持ちにもなった。
劇中、平井側スタッフが撮影を止めろ!や、出入禁止を撮影スタッフに無碍にしていた場面が切り取られていたが、もしも平井さんのドキュメンタリーを撮影しているクルーが小川陣営に来た時は小川陣営はどう対処しただろうか。
小川本人が受け入れるとしても周りはまた別の人間でもある。
色々と考えさせてくれるキッカケをくれるドキュメンタリーは素晴らしい。
娘さんの最後の言葉、正直モノはバカを見る、が数年経ってご本人的に大人になって回収されたのはとても感動した。