さがすのTakactiveのネタバレレビュー・内容・結末

西成の父子家庭の物語。
父親の失踪後、娘が「さがす」。
『あ、そういう展開⁉︎』というよな意外性で興味を唆るも、
金を得る為に父親がそこそこ計画的な完全犯罪を成し遂げるが、
最終的には娘が父の行いを知ってしまうという結末なのだが、
如何せん伏線回収があったとはいえストーリーが弱い。
意外な計画性を発揮する父が何故娘に一言も告げず姿を消すのかが説明されていない。
結果的にそれが理由で娘が真実に辿り着いてしまう訳だが、
「懸賞金の犯人を目撃した」などと無意味に娘を不安にさせ突如姿を消す。
犯人を追いかけ死んだかもしれない父を「さがす」娘。
最終的に大金を手にして戻る手筈ならば、
「明日から遠方の現場に行くが良い日当を貰える、帰ったら美味しいものでも食べよう」と安心させれば良いだけではないか。
小さな違和感がラストの素晴らしいラリーを成立させてくれない。