このレビューはネタバレを含みます
見た後の虚無感凄かった。終盤の
『私はいらない人間だから...』の返答で『あなたが要らないんじゃなくて、
『人間』が要らないんです...』
というやりとりが忘れられなかった。
途中原田が殺人を犯してしまうところで、
死ねずに生きてることの辛さがわかるから殺すことで止めてあげたのかな、と思ったけど、その後殺した相手の占めてた
金を奪いに行ったので、
別にそんな優しさとかはなかった。
山内みたいな人は自分の痛みにも
他人の痛みにも鈍いので、
最初から嘱託殺人に
手を出すべきではなかったのかな
誰かを信用したい気持ちとかみたいなのは
その自覚はなくてもあったのかなと思った
本人は自分だけ暴利を貪っているつもりだったんだろうけど、側から見たら食い物にされているような感じ
自分を守る術も誰にも
教えてもらえなかったと思うと悲しい
自殺できなかった人が生きてる人に
殺すことを縋る描写を見て、
友達の自殺を見てしまった
自分には結構刺さった。
心が疲れている時は鑑賞は
やめた方がいいと思う。
唾を吐くシーンは良かったです