ちょっとビジュアル的に観ないタイプの映画でしたが、かなりの高評価だったので、つられて観てしまいました。タイトルロールの“からかい上手の高木さん”は、小悪魔でマゾヒスティックだと想像していましたが、序盤でそのまんまのキャラが炸裂して面白かったです。
そのまま西方が撃沈するばかりの展開を期待しましたが、途中から中学生のピュアな恋愛物語になりかけて残念です。子猫のハナのエピソードは悪くありませんが、この物語のテーマにマッチしていない印象でした。なんとなく最後には高木さんが“からかい上手”なのではなく、西方がからかわれやすいキャラなだけという結論になりました。将来の娘とかにも…。
小豆島が舞台のようでしたが、中三の夏休みというテーマもありました。サイドストーリー的に展開する女子3人組の物語は、あれを本筋にしても面白いだろうと思います。高木さんたちとの絡みがあってもよかったかもしれません。ちなみに、いまどきの中学生は学校帰りに“グリコ”とかやるんでしょうか？
