“悪質な人間ほど高い席に座る”
原作はバルザックの『幻滅−メディア戦記』
19世紀前半のフランス
文学を愛する田舎の純朴な青年詩人が、成功を夢見て向かったパリで享楽的な貴族社会と政治的対立に翻弄されるお話
衣装、美術の素晴らしさに加えスクリーンから伝わる熱量がすごい!
そして主人公の運命の行方から一瞬たりとも目が離せず、2時間半の上映時間も苦になりませんでした。
フェイクニュース
ステルスマーケティング
利益の為なら、真実でないことも平気でまかり通るメディア業界
200年たった今でもそれは変わらず😢
そんな業界に飲み込まれ、かつての夢を見失っていく主人公
バンジャマン・ヴォアザン
純朴な青年がドロドロな世界に絡め取られていくその様子を見事に演じていました
オゾン作品『Summer of 85』で注目を集めたようですが自分は初見😅
ルックスの良さも相まって女性ファンのハートを掴む予感😁
グザヴィエ・ドラン
同じ業界に身を置きながら、芸術への愛情は失わずうまく立ち回っているジャーナリスト、小説家、詩人を演じながら、物語の語り部も務めます
そして主人公の才能をいち早く見抜きますが…
果たして敵か?味方か?
さらにドランのナレーションで締めくくられるラストシーン
なるほど…と思わせるそのオチが見事!
ドランおいしすぎw
p.s.
東京オリンピックスポンサー問題
この問題が明るみに出たのも本作と同じように業界内での足の引っ張り合いではないかと勘繰ってしまうのは私だけでしょうか😥