Naoya

フリークスアウトのNaoyaのレビュー・感想・評価

フリークスアウト(2021年製作の映画)
2.8
第二次世界大戦下のイタリア。5人の小さなサーカス団は、特殊な能力のせいで普通に暮らすことができず、家族のように肩を寄せ合って暮らしていたが、国内でもナチス・ドイツの占領下の影響が強まっていた。ガブリエーレ・マイネッティ監督のSFアクション作。奇怪なサーカス団の旅路が始まるが、作り込みが良く、丁寧なドラマ演出があり飽きさせない。そして、ナチス・ドイツが絡んでくることで、よりドラマ要素と娯楽要素が満載になり、よりサーカス団が活きてくる物語になってます。光と電気を操る少女、虫使いの男、多毛症で怪力の男、磁石人間の道化師の男、そしてユダヤ人の団長と、この5人だからこその作り込まれた物語になっていて、見せ場も多々あり、結末に向かうに従って盛り上がり方も単純だが良い。アクションも多種多様で楽しめる。
Naoya

Naoya