「子どものいない生活はどうだった?」「最高だった」
いや…なかなかキツいぞ、これ。
子育てがほぼ終わった今でこそ、まともな母親だったような顔でドヤってますけど、当時は「わたし親に向いてない。逃げたい」と思いながら日々を過ごしておりました。
若い頃って心身共にパワーもあるけどそのぶん傲慢で、育児に自分の人生のリソースを取られるのが嫌で辛くて仕方ない時が、たしかにあった(大した人生でないことに気づくのは、子どもが育ち終わってから。ああ、痛い)。
なので、息子が今も私を信用しているらしい様子を見せると、恥ずかしくなるのですよ…。お願いだから、お母さんのことはとっとと忘れるか捨てるかしておくれ。
とかなんとか、うじうじしていたら、そばで観てた夫が「僕にはそんな葛藤はないなあ、アハハ」と一言。そーれーはー!私がワンオペだったからよ!あなた仕事を理由に家にいなかったよねー?!
と、いうわけで新年早々に怒鳴り合いの大喧嘩ですよ。年初に観るにはあまり目出たくない映画でした。
マギー・ギレンホールの初監督作なんですね。ほんとここ数年で女優出身の映画作家が一気に増えてきたなあ。