息を飲むような緊張感のある心理サスペンス。不安感に圧倒され続け、行間を読むような感覚に陥る。
まず、映像が素晴らしい。
牛を連れて移動するシーンの迫力、小麦畑に飛ぶ血、芸術的なショットに魅せられる。
そして、音楽が素晴らしい。特にジョニーグリーンウッドの楽曲。落ち着きのなさは
ゼアウィルビーブラッドのよう。
ストーリーがとても面白い。
細かいところまでは語られず、過去一体何があったのか想像させられる感覚が堪らぬ。
カンバーバッチ演じるフィルのキャラクターはパワフルで強烈。
"影"のあるアイコン。
そして、コディ・スミット=マクフィーの演技も素晴らしかった。
映画サイコのアンソニーパーキンスを見たかのような不気味感あるキャラだった。