トモヤムクン

パワー・オブ・ザ・ドッグのトモヤムクンのレビュー・感想・評価

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
3.6
先の見えない展開。
『優しさ』か『強さ』か…

いきなり結末的なお話になりますが、
衝撃でした!

淡々と進むストーリーから
ベネディクト・カンバーバッチ演じる、
義理伯父の傲慢な強さと
キルスティン・ダンスト演じる愛情の優しさが
静かに対立しながらも
双方の想いに振られる、
コディスミットマクフィー演じる青年。

全く先の読めない展開運びに困惑しながらも
その展開運びに夢中になっていました。

そしてラスト。
何気なく聞いていた台詞が、
幕引きギリギリで伏線回収され
衝撃の展開にゾクゾクしました。

本作が終始、静かに淡々と物語が進むので
1つ1つの台詞に目が行きやすく
ベネディクト・カンバーバッチと
キルスティン・ダンストの静かな対立も、
緊張感が溢れていますし、
演じる演者さん達の演技力がやはり流石なので
どんどん引きつけられていきます。

【まとめ】
大きな出来事や、アクションなどはなく
淡々と静かにストーリーは進みます。

義理伯父と母親そして息子。
展開も進むに連れてこの3人の関係性が、
二転三転と変わり、
先の展開が全く先読み出来ません。

この作品はどう終わるのか?
どんどん興味を引き立てられ、
演者達の演技に魅力されながら、
辿り着く衝撃のラストは
この数年で1番クリティカルヒットしました!
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