ラフマン

パワー・オブ・ザ・ドッグのラフマンのレビュー・感想・評価

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
4.0
1925年モンタナ。
雄大で美しい自然の中のカウボーイ達の暮らしを典型的なホモソーシャル世界として描いている。男性的な繋がりで絆が結ばれ女性的なものを嫌悪する。ところが映画を見ていると主な登場人物の4人それぞれがその典型的な型には当てはまらないことに気付く。違和感と違和感の不協和音。何とも不穏だ。感情を逆撫でするような音楽も素晴らしくいい。ゆっくりした美しい映画でありトラウマ的な感覚を残す映画。
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